研究内容
人間科学部における生命科学研究
生命科学とは、人間のことを理解するために、生物学のアプローチを中心として、化学・物理学・情報工学等も利用しながら、医学・薬学・農学・工学・心理学等も含めて総合的に捉えようという学問分野です。生命科学は、生物学のアプローチを中心とした「人間科学」です。
人間科学部では100号館G棟に、生命科学に取り組む研究室が集まっています。その中で当研究室では、脳と「こころ」について探求するとともに、その応用科学的側面としての予防医科学、すなわち脳の健康を妨げる環境要因や遺伝要因の研究、脳の健康を維持・回復するための治療薬開発や診断技術の開発にも取り組んでいます。
研究テーマ
- 映像解析型個体識別行動解析によるマウス社会行動解析
- マウスを対象とする「ヒト型タッチスクリーン認知課題」の開発
- 個体間相互作用における遺伝子発現の生命原理
ヒト GWAS データに基づいた Ahr 発達神経毒性の分子機構の解明
発生―発達期における低用量の化学物質暴露による成熟後の中枢行動毒性の誘発メカニズム解明と、その毒性学的評価系構築に資する研究
発達障害を中心とする精神疾患の生物学的基盤を検証する総合解析システムの構築
概略
- 化学物質の脳移行量解析を包括した発達神経毒性評価法の確立